タクシードライバーの給料は本当に高い?現役ドライバーがリアルな収入事情を解説

タクシー転職で年収400万円から800万円になった現役ドライバーの収入事情 給料・売上・働き方

タクシードライバーへの転職を考えている人にとって、一番気になるのは「実際、どのくらい稼げるの?」ということではないでしょうか。

私自身、タクシードライバーになる前の年収は約400万円でした。

現在は東京で現役のタクシードライバーとして働いています。2025年の給与収入は約800万円でした。転職前の年収約400万円と比べると、約2倍になりました。

ここでいう給与収入は、税金や社会保険料などが差し引かれる前の金額です。手取り額ではありません。

しかも私の場合、「何年も経験を積んで、ようやく稼げるようになった」というわけではありません。タクシーを始めた比較的早い段階から、「思っていたより稼げる仕事だな」と感じていました。

ただし、ここで一つ伝えておきたいことがあります。

タクシードライバーなら誰でも年収800万円を稼げる、という意味ではありません。

実際に働いてみて分かったのは、本人の働き方だけでなく、勤務する会社や給与体系によっても収入はかなり変わるということです。

年収400万円から約800万円へ。タクシー転職で収入はどう変わった?

タクシーに転職する前、私の年収は約400万円でした。

2025年の給与収入は約800万円で、転職前と比べて収入は大きく増えました。

もちろん、毎月まったく同じ給料になるわけではありません。タクシードライバーは自分の売上が収入に反映される仕事なので、月によって多少の波があります。

それでも私の場合は、タクシーに転職したことで「頑張って売上を作った分が収入につながる」という感覚を強く持つようになりました。

タクシー会社によって給料は変わる。歩合率だけで判断しない

私自身、以前勤めていたタクシー会社より、現在の会社のほうが収入は増えています。

その理由のひとつが、給与体系の違いです。

私が働いた2つの会社では、歩合率と賞与の仕組みが異なりました。

比較項目以前の会社現在の会社
私に適用されていた歩合率通常の11乗務分は52%、追加の2乗務分は54%約62%
賞与年3回なし
私が受け取っていた賞与の例1回あたり手取り約20万円なし

※以前の会社については、私が勤務していた当時の条件です。現在の募集条件や、すべての乗務員に適用される条件を示すものではありません。

この表を見ると、現在の会社は歩合率が高い一方、以前の会社には賞与がありました。そのため、歩合率だけで年間の収入を比較することはできません。

また、表に記載した賞与の約20万円は「手取り額」です。歩合率から計算した控除前の給与に、そのまま足して比較しないよう注意してください。比較するときは、毎月の給与も賞与も、総支給額どうしでそろえることが大切です。

会社説明会や面接では、同じ税抜売上・乗務回数を条件に、月の総支給額と賞与がどう計算されるのかを聞くと、違いを把握しやすくなります。

私の場合は転職後に収入が増えましたが、収入は勤務回数や売上にも左右されます。歩合率だけでなく、賞与を含めた年間の収入と、自分が続けられる勤務条件を合わせて比較してほしいと思います。

実際の1か月の給与例|11乗務で手取り約42万円

以前の勤務先で、11乗務した月の実績を紹介します。

項目金額・回数
乗務回数11回
月間の税抜営収約81万円
1乗務あたりの税抜営収約7万4,000円
給与の総支給額約56万円
手取り額約42万円

※金額はプライバシー保護のため丸めた概数です。1乗務あたりの税抜営収は、約81万円を11回で割った目安です。現在の勤務先の給与例ではありません。

この例では、総支給額と手取り額に約14万円の差があります。生活費に使える金額を考えるときは、求人票の給与額だけでなく、控除後の手取りまで確認することが大切です。

また、税抜営収81万円に、現在の勤務先の歩合率62%を掛けて、この給与例を計算することはできません。勤務先や対象時期が異なるためです。会社を比較するときは、歩合率の計算対象となる売上、基本給や手当、賞与との関係を確認してください。

この月の収入や、50代で転職して感じた働き方については、50代のタクシー転職体験談|11乗務で手取り42万円の現実でも紹介しています。

自分の給料をシミュレーションしてみよう

タクシーの売上と歩合率から、給与や手取りの目安を計算できる無料ツールを用意しました。

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※手取り額は入力した控除額に基づく概算です。税金・社会保険料を自動計算するものではありません。

タクシードライバーは最初から稼げるのか?

私の場合、タクシードライバーを始めた比較的早い段階から「この仕事は思っていたより稼げる」と感じました。

もちろん、最初から何でも分かっていたわけではありません。

道も分からない、どこにお客様がいるのかも分からない。時間帯によってどこを走ればいいのかも、実際に仕事をしながら覚えていきました。

それでも、売上が給料に反映されるタクシーの仕事は、私には大きな魅力がありました。

経験を積むにつれて、ただ長時間走ればいいのではなく、「どの時間に、どこを走るか」「どう効率よく売上を作るか」を考えることが重要だと分かってきました。

今でも毎回思い通りにいくわけではありません。それでも、自分で考えて動いた結果が売上として数字に表れるところは、この仕事の面白さのひとつだと思っています。

年収800万円でも「楽に稼げる仕事」ではない

2025年の給与収入は約800万円でしたが、決して「楽をして稼いだ」という感覚はありません。

タクシードライバーは勤務時間も長くなりますし、お客様を乗せている間は常に安全運転が求められます。

さらに、毎日同じ場所を走れば同じ売上になるわけでもありません。曜日、時間帯、天候、イベントなどによって人の動きは変わります。

売上が良い日もあれば、「今日はなかなか乗ってもらえないな」という日もあります。

だからこそ、自分なりに考えながら営業することが必要になります。

ただ私自身は、決められた給料をもらう仕事と比べて、自分の頑張りが収入に反映されやすいところにタクシーの魅力を感じています。

タクシーに転職して良かったと思うこと

私自身、タクシードライバーに転職して良かったと思っています。

一番分かりやすい変化は、やはり収入が上がったことです。

簡単に稼げる仕事ではありませんが、自分で営業方法を考え、その結果が売上や収入に反映されることには、大きな魅力を感じています。

そして、収入以外にも転職して良かったと感じていることがあります。

固定シフトなので予定を組みやすい

現在の会社では固定シフトで、基本的に月曜日・水曜日・金曜日が出番です。

仕事の日があらかじめ決まっているので、プライベートの予定を組みやすいのもメリットだと感じています。

タクシー会社を選ぶときは給料や歩合率に目が行きがちですが、長く働くことを考えると、勤務シフトや休日など、自分の生活に合った働き方ができるかも重要です。

人間関係の煩わしさをほとんど感じない

もうひとつ、私がタクシーという仕事で気に入っているのが、人間関係の距離感です。

会社に行けば、同僚や先輩、内勤の方などに挨拶をしたり、ちょっとした雑談をしたりします。

ただ、営業に出れば基本的には一人です。

一般的な職場のように、上司や同僚と一日中同じ空間で仕事をしているわけではありません。

そのため私は、職場の人間関係による煩わしさをほとんど感じていません。

もちろん、人付き合いがまったくないわけではありません。

必要なコミュニケーションは取りながら、営業に出たら自分のペースで仕事ができる。

この適度な距離感も、実際にタクシードライバーになって分かった大きな魅力のひとつです。

まとめ|タクシーの給料は会社選びと働き方で変わる

私の場合、転職前の年収は約400万円で、タクシー転職後の2025年の給与収入は約800万円でした。

その経験から、タクシードライバーは収入アップを目指せる仕事だと感じています。

ただし、「タクシー会社に入れば誰でも年収800万円」というわけではありません。

会社によって歩合率、賞与、給与体系、勤務シフトなどは違います。そして同じ会社でも、働き方や売上によって収入は変わります。

だからこそ、これからタクシーへの転職を考えている方には、求人票に書かれた歩合率だけではなく、賞与を含めた年間収入、勤務体系、休日、働きやすさまで含めて会社を比較してほしいと思います。

私自身は、収入が上がったことはもちろん、固定シフトで予定が組みやすく、人間関係の煩わしさも少ない現在の働き方を気に入っています。

このサイト「タクシー転職リアル」では、現役タクシードライバーとして実際に働いている私自身の経験をもとに、給料や売上、会社選び、仕事の大変さなど、良い部分だけではなくリアルな情報をこれからも発信していきます。

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